1. はじめに:脚トレってひとまとめでいいの?
「脚トレ」と聞くと、スクワットを中心にすれば全部鍛えられると思いがちですが…
実は、脚の前側(大腿四頭筋)と後ろ側(ハムストリングス)では働き方も鍛え方もまったく違うんです。
筋肉のつき方もバランスも変わってくるので、「分けるか、まとめてやるか」は意外と大事な選択。
この記事では、初心者〜中級者の方向けに、脚トレを分けるべきかどうか?についてわかりやすく解説します。
2. 四頭筋とハムストリングスの役割の違い
まずは、それぞれの筋肉がどんな働きをしているかを知っておきましょう。
● 大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
-
太ももの前側にある筋肉
-
主に「膝を伸ばす動き」に使われます
-
例:階段をのぼる、ジャンプ、立ち上がるとき
● ハムストリングス
-
太ももの裏側にある筋肉
-
主に「膝を曲げる」「股関節を伸ばす」動きに使われます
-
例:歩く、走る、しゃがむときの支え
このように、同じ“脚”でも使われ方が全然違うため、どちらか一方だけ鍛えてもバランスが悪くなるんです。
とくにハムストリングスが弱いと、膝や腰を痛めやすくなります。
3. 分けて鍛えるメリットとおすすめパターン
脚トレを「四頭筋」と「ハムストリングス+お尻」で分けると、より狙った筋肉に集中できるようになります。
● 分けて鍛えるメリット
-
それぞれの筋肉をしっかり追い込める
-
疲労を分散できるのでフォームが崩れにくい
-
筋肉痛を避けながら週2回以上の脚トレが可能
● おすすめの分割例(週2回)
曜日 | 内容 |
---|---|
月曜 | ハムストリングス&お尻中心(例:ルーマニアンデッド、レッグカール、ブルガリアンスクワット) |
木曜 | 大腿四頭筋中心(例:スクワット、レッグプレス、レッグエクステンション) |
こうすることで、疲労を溜めすぎずに脚全体を効率よく鍛えることができます。
4. あえて“分けない”全体トレの良さもある
とはいえ、初心者や時間が限られている人にとっては「分けずに1日でまとめてやる」のも悪くありません。
● 分けないトレーニングの利点
-
トレーニングの回数が少なくて済む
-
ひとまず全体をまんべんなく刺激できる
-
習慣化しやすく、初心者にはハードルが低い
実際、スクワットやレッグプレスなどのコンパウンド種目(多関節運動)は、四頭筋とハムストリングスの両方をある程度使えます。
「筋肉がまだ小さい」「そもそも週1しかできない」という場合は、まずは全体を動かすことに慣れることが大切です。
5. どっちが向いてる?初心者〜中級者の判断基準
あなたがどちらを選ぶべきか、以下のように考えてみてください。
● 脚トレを分けた方がいい人
-
脚の筋トレを週2回以上やっている
-
どちらかが明らかに弱く、見た目にアンバランスを感じる
-
デッドリフト系やレッグカールの刺激が弱く感じる
● 分けなくていい人
-
まだ筋トレを始めたばかり
-
トレーニング頻度が少ない(週1〜2回)
-
種目を分けるより“習慣化”を優先したい
→ まずはまとめてやって、慣れてきたら分けてみるのが王道です。
6. まとめ:脚トレの分割は「ステップアップ」に最適!
✔ 太もも前(四頭筋)と後ろ(ハムストリングス)は役割も刺激も違う
✔ 初心者はまず全体トレーニングで慣れることが大事
✔ 中級者になったら、筋肉の成長や疲労のコントロールのために分けるのがおすすめ!
脚トレは「キツいけど、やった分だけ結果が出る」部位。
ぜひ自分のレベルに合わせて、無理なく・バランスよく育てていきましょう!