1. はじめに:胸トレを“部分的に鍛える”意味とは?
「ベンチプレスをやってるのに、胸が思ったより育たない…」
「大胸筋のどこに効いてるか分からない…」
そんな悩み、ありませんか?
胸の筋肉=大胸筋は一枚の大きな筋肉ですが、角度や動かし方を変えることで効く場所(部位)が違ってきます。
今回は、胸の上部・中部・下部・内側・外側といった「部位別に鍛える方法」をやさしく解説します!
2. 胸筋の構造と、部位別の特徴を簡単に理解しよう
まず、大胸筋には大きく分けて3つの“面”があります:
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上部(鎖骨の下あたり)
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中部(胸の中心)
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下部(胸の下ライン)
それに加えて、
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内側(左右の胸の中心)
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外側(脇に近い側)
も“見た目”に影響するポイントです。
トレーニングの角度や動きの方向を工夫すれば、それぞれを意識的に鍛えることができるんです!
3. 【上部】大胸筋上部を鍛えるおすすめ種目とポイント
特徴:
上部が育つと、胸全体が上に引き上がったように見え、姿勢も良く見える効果があります。
おすすめ種目:
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インクラインベンチプレス(30〜45度の傾斜で行うベンチプレス)
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インクラインダンベルフライ
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インクラインスミスマシンベンチ
ポイント:
・バーは首ではなく“鎖骨の下”くらいに下ろす
・肘を開きすぎない、胸を張る意識が大事!
4. 【中部】全体の厚みを作る中心エリアの鍛え方
特徴:
胸の“基本の厚み”をつくる中心部分。ベンチプレスで最も使われる部位。
おすすめ種目:
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フラットベンチプレス
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ダンベルプレス(フラット)
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ペックデックマシン(チェストフライ)
ポイント:
・動作中に胸を開いたままにして、腕ではなく胸で押す感覚をつかもう
・バーベルよりダンベルの方が可動域は広くなります!
5. 【下部】輪郭と締まりをつくるための下部種目
特徴:
下部が締まっていると、たるんだ印象がなくなるので、シャツを着たときのラインが引き締まります。
おすすめ種目:
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デクラインベンチプレス(下に傾いたベンチで行う)
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ディップス(胸を前傾させて行う)
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ケーブルクロスオーバー(上から下に引く角度)
ポイント:
・胸を張ったまま、体を前に倒し気味にすると下部に効かせやすい!
・ディップスは深く下ろしすぎないように注意!
6. 【内側】“谷間”や密度を狙いたい人向けアプローチ
特徴:
胸の“中心線”を引き締めて、密度感を出す場所。谷間っぽいラインが出てきます。
おすすめ種目:
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ケーブルクロスオーバー(フィニッシュで手を近づける)
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ダンベルフライ(最後に胸をギュッと寄せる)
ポイント:
・「くっつける意識」が重要!重さより収縮重視で!
7. 【外側】横幅を広げて“でかい胸”に見せるコツ
特徴:
外側が張ると、胸の輪郭が横に広がった逆三角形に見えます。
おすすめ種目:
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ダンベルフライ(可動域を広く)
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プルオーバー(胸郭を広げる)
ポイント:
・腕を開きすぎないよう注意しながらストレッチ感を意識
・「胸の外に引き伸ばす」感覚でじっくりやると効果的!
8. 効果的な鍛え分けのための工夫と注意点
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同じ日に“上部+内側”、“中部+外側”など2つの部位を組み合わせてOK
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重さだけでなく「どこに効いてるか」を意識して
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鏡や動画でフォーム確認も◎
→ 目的の部位にしっかり効かせることが、バランスよく育てる近道!
9. まとめ:バランスよく仕上げる胸トレのすすめ
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上部はインクライン、中部はフラット、下部はデクラインで角度調整!
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内側は「寄せる」、外側は「広げる」イメージでアプローチ
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毎回同じ種目ばかりでなく、狙いたい部位に応じて使い分けよう
胸トレは“押すだけ”じゃない!
動きと角度で、どこを鍛えているかをしっかり意識することで、見た目も成長スピードもグッと変わりますよ!